おしゃれな部屋を作る!インテリアコーディネートのコツやおすすめアイテムを紹介

おしゃれな部屋を作る!インテリアコーディネートのコツやおすすめアイテムを紹介

「テレビや映画、雑誌で見るようなおしゃれな部屋に住んでみたい!」と考えていても、うまくコーディネートする方法がわからなくて悩んでいる方も多いでしょう。しかし、ポイントさえ抑えればおしゃれな部屋を作ることは可能です。

本記事では満足度の高いおしゃれな部屋作りを実現するためのインテリアコーディネートのコツや、おしゃれ部屋に置きたいおすすめアイテムをご紹介します。新居の部屋作りや模様替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

おしゃれな部屋を作るコツ

おしゃれな部屋を作るには「インテリアのテイストを統一する」「配色にこだわる」「余白を大切にする」ことが基本であり、とても重要です。順番に見ていきましょう。

インテリアのテイストを統一する

おしゃれな部屋作り、すなわちインテリアコーディネートを考えるうえでもっとも重要なことは、インテリアのテイストを統一することです。統一することで部屋の空間全体に調和がうまれ、洗練された雰囲気に仕上がります。

部屋とは生活の場ですから好きなアイテムで身の回りをかためるのも悪いことではありません。しかし相性の悪いインテリアテイストが混在していると、おしゃれさとは程遠い、まとまりのない雑然とした印象の部屋になってしまいます。

相性の良いインテリアテイストを複数組み合わせておしゃれ部屋を作る手法もありますが、上級者向けです。最初はあなたの好きなインテリアテイストを一つ選び、それを基準に部屋全体をコーディネートしていきましょう。

人気が高い代表的なインテリアテイストには以下のようなものがあります。

北欧風

北欧とはノルウェーやスウェーデンといったヨーロッパ北部にある寒さが厳しい地域の総称です。厳しい冬が長く続き室内で過ごす時間が必然的に多くなるため、独自のインテリアスタイルが古くから発展してきました。

温かみがあり柔らかく落ち着いた色合いや、マリメッコに代表されるテキスタイルパターンが特徴です。またオークなどの木材を用いた曲線が美しい木製家具も有名です。

和モダン

和モダンとは伝統的な「和」の要素と現代的でスタイリッシュな「洋」の要素を両方取り入れた、シンプルなインテリアテイストです。ソファや照明は洋風のものを用いながら、和紙や竹、籐(とう)などでできた和のアイテムを配置することで洗練された印象を作りだします。

和室をイメージして直線的で背の低い家具を置いたり、畳や障子を使ったりすると、より一層雰囲気が出ます。

インダストリアル

インダストリアルとは工業的という意味で、海外の古い工場を思い起こさせるインテリアテイストです。スチールなどの無機質な素材や古いレザーのようなヴィンテージ感のある小物・家具を取り入れるのがおすすめです。

よりこだわりたい方は「躯体(くたい)現わし」という天井や壁のコンクリート・配管がむき出しの部屋を選ぶとより一層雰囲気が増します。

アンティーク

アンティークとは作られてから100年以上経過した手工芸品・工芸品・美術品のことです。日本でアンティークといえばヨーロピアンアンティークを思い浮かべる人が多いでしょう。ヨーロッパといっても国はたくさんありますので、お好きなテイストの国のアンティークアイテムに焦点を絞ると統一感が出て上品な雰囲気になります。

高価すぎて本物のアンティークに手が届かない場合は、アンティーク風に作られた家具やアイテムを取り入れることも選択肢の一つです。

4つのテイストのほかにも「アジアンテイスト」「西海岸テイスト」「ナチュラルモダンテイスト」などさまざまなインテリアテイストがあります。まずは自分の好きなテイストを見つけるところから始めてみるのがおすすめです。

配色にこだわる

テイストが決まったら次は部屋全体の配色を考えましょう。ファッションと同じようにインテリアの配色にも黄金比が存在します。「ベースカラー70%」「アソートカラー25%」「アクセントカラー5%」です。

ベースカラーは壁や天井、床など広い面積を占める部分に設定します。ベースという名のとおり基準となる色で、ベースカラーを変えることで部屋の印象をコントロールできます。

部屋を広く見せる効果のあるホワイトやベージュが一般的ですが、グレーやブラウンをベースにすることでシックな雰囲気を作る手法もあります。

アソートカラーは建具(ドアなど)や家具、カーテン、カーペットに用いたい色です。アソートカラーはもっとも目に入りやすい色です。インテリアのイメージや方向性を決定づける色と言っても過言ではありません。

アクセントカラーは小物や小さい家具などポイントで取り入れる色です。ベースカラーやアソートカラーとは違った色をほんの少しだけ取り入れることで、部屋全体が引き締まって見えます。

これらの色に同系色や類似色を選ぶとまとまりがうまれ、スッキリと片付いた印象になりますが、あえて反対色を選ぶことでコントラストを強調し、スタイリッシュに見せることも可能です。

余白を大切にする

おしゃれな部屋には適度に「余白」があるものです。とくに大きな家具は、購入する前に部屋のサイズと家具のサイズを調べ、簡易的な間取り図を作って、実際に置くとどのくらいスペースを取るかを確認してください。

また背の高い家具は実際以上に圧迫感を与え、部屋を狭く感じさせます。収納に困らない程度に背の低い家具を選ぶことで、天井が高く見え、実際よりも部屋が広く余裕があるように見せられます。

見せる収納も取り入れつつも、部屋に対して大きすぎる家具は使わないようにしましょう。

おしゃれな部屋を彩るアイテム3選

ここまでおしゃれな部屋作りに欠かせない基本をご紹介しました。次は置くとより部屋が洗練されて見えるおすすめのアイテムをご紹介します。

観葉植物

観葉植物はどのようなテイストの部屋にも合う、万能なおしゃれアイテムです。といっても北欧風の部屋に南国の植物を置くとちぐはぐな印象になってしまいますので、インテリアテイストに合った観葉植物を選ぶことが重要です。またサイズ感や数もよく考えて置きましょう。

本物の植物は部屋にいきいきとした雰囲気をもたらしてくれますが、枯葉が落ちたり虫がついたりといった不都合な点もあります。できる限り世話する労力を減らしたい方にはフェイクグリーンがおすすめです。フェイクグリーンなら季節や行事、気分によって置く観葉植物を変えることもできます。

額縁

壁やカーテンがシンプルすぎて寂しい場合、絵や写真、お気に入りのTシャツなどを壁に飾りましょう。額縁を用いれば飾るときに汚したり穴をあけてしまったりすることもありません。また額縁をベースカラーやアソートカラーにすることで、アクセントカラーとなるポスターなどを部屋の雰囲気になじませる効果もあります。

とはいえ、飾りたいものの大きさや色味はさまざまなもの。部屋と飾りたいアイテムの両方に調和する額縁を探すのは大変かもしれません。その場合は、オーダーメイドで額縁を作ってもらうとよいでしょう。

例えば、額縁や額装の老舗専門店「安井商店」では、さまざまなカラーバリエーションを取り揃えているほか、「立体物を飾りたい」「大きなサイズのアイテムを収納したい」といった声にも対応するオーダー額縁も提供しています。

もし、既存の額縁では飾れないと諦めていた場合には、一度検討してみるとよいでしょう。

間接照明

おしゃれな部屋に必ずあるアイテムといえば間接照明でしょう。夜の部屋のムード作りには欠かせません。

多くの日本人は瞳の色が濃いため、欧米に比べて部屋の灯りが明るいといわれています。見やすいのは良いことですが、せっかくインテリアテイストや配色にこだわったのに、まぶしすぎる白い電灯で照らすだけではもったいないです。

手軽に雰囲気を変えることができる間接照明を使えば直接ライトの光が目に入ることもなくなり、暖かみのある穏やかな空間を作ることができます。また間接照明の素材や形にこだわることでアクセントとしたり、より部屋をまとめたりすることも可能です。

まとめ

おしゃれな部屋作りにおいてもっとも大切なのは、明確なイメージを持つこと。そのイメージをもとに「インテリアテイスト」「配色」「余白」を決め、できた空間を彩る小物(アイテム)を置くことで部屋はより一層スタイリッシュになり、また個性も生まれます。

ぜひこの記事を参考にして、あなただけのおしゃれな部屋を作ってみてください。